>>37 まあ、とりあえずいわんとしていることはよく分かるよ。
それはいわゆる受験対策としてのデッサンならもちろんそうだろうけど
でもデッサンの定義自体が、じつはかならずしも一定というわけではないからね。
それだったらデッサンというより、いっそのこと写実画とか写実デッサンといったほうが明快だ。
レオナルドやベラスケスや小磯良平のような正確無比な写実的デッサンもデッサンだが
エゴン・シーレやロラン・トポールや山下清の描く非写実的なデッサンだって、デッサンはデッサンだからね。
美術出版社から出ている『デッサン』という本を昔読んだことがある。
そこには大勢の日本のプロ美術家が、各自のデッサン観を開陳していたけど
みんな十人十色の意見を持っていたよ。
本画を描くためのたんなる下絵として認識している人もいたし
あるいは
>>37と同じく写実的なエスキースをデッサンと考えている人もいる。
まあ、肩肘張らずにいろいろなデッサンがあってもいいとは思うけどね。
もちろん
>>37の考え方も間違ってはいない(というより最も一般的な意見の一つだけど)。
でも、いろいろなデッサン観があってもいいとは思う。
返信する